避妊以外の
低用量ピルの効果
- 月経痛の軽減
- PMS(月経前症候群)の軽減
- 月経過多による貧血の改善
- 月経不順の改善
- ニキビの改善
- 子宮内膜症の予防
- 卵巣がんの発症率の低下
- 子宮体がんの発症率の低下
など
ピル外来
低用量ピルには、女性ホルモンの働きをコントロールして排卵を抑制する効果があり、高い避妊効果が期待できます。また、生理(月経)の周期を整える効果や、生理(月経)に伴う症状(月経痛など)を軽くする効果もあります。
当院では、「避妊」「緊急避妊」「月経移動」のためのピル処方を、それぞれ行なっております。
など
21日周期、28日周期の内服薬以外に、フレキシブルに内服するタイプ、連続で内服するタイプの低用量ピルもあります。患者様のお身体や症状に合わせて内服薬を決めていきます。
内服することでのメリットがある一方で、血栓症や肝機能異常などの副作用が出ることがありますので、外来に受診していただいたうえでの処方となります。
保険・自費共に取り扱いがございます。
など
緊急避妊薬(アフターピル)とは、望まない妊娠の可能性がある場合に、推奨されている時間内にできるだけ早く服用することで、妊娠を阻止する効果が期待できるお薬です。
性交後72時間以内(3日以内)に服用することが必要ですが、できるだけ早く服用することでより高い避妊効果が得られるので、早めの来院をおすすめします。
※緊急避妊薬(アフターピル)の避妊率は100%ではありません。正しく服用した場合でも妊娠を防止できないケースもあります。そのため、次の月経予定日を過ぎても生理(月経)が来ない場合や、生理の量が少ない場合は妊娠の可能性もあるため受診してください。
ミレーナ®は、黄体ホルモンを子宮の中で持続的に放出する子宮内避妊システムです。ミレーナ®は正しく使用した場合の高い避妊効果と、1度挿入すると最長5年間効果が持続することが特徴です。またミレーナ®には月経量の減少や、月経痛を軽減する効果もあり、月経困難症や過多月経の方に使用することもあります。
ミレーナ®装着してからしばらくは、以下のような症状が出る場合があります。症状が強かったり続く場合や、発熱、腹痛などの症状がある場合は受診してください。
※ミレーナ®が自然に脱出することや、まれに子宮の壁に入り込んでしまうこと(穿孔)があります。装着後は定期的に受診し、ミレーナ®が子宮の中に装着されている確認が必要です。
など
生理(月経)が始まった日より4~7日目の挿入をおすすめしています。また、挿入後は、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後にミレーナ®の位置の確認を行なってまいりますので、ご来院をお願いいたします。その後は1年ごとに検診を行います。
生理(月経)移動とは、旅行や受験、結婚式、スポーツなど大きな行事に生理(月経)が重ならないように、ピルを内服することで生理(月経)の時期をずらし、移動させることを生理(月経)移動といいます。
生理(月経)開始後3~5日目ごろから希望する月経の2〜3日前まで内服していただきます。
服用終了後、数日で生理(月経)が始まるため、生理(月経)を避けたい時期の前に生理(月経)を移動することができるため、事前に生理(月経)を起こしておくため、大切な行事の時にホルモン剤を服用する必要がないことです。
次の生理(月経)開始予定日の数日前からホルモン剤を服用し始め、遅らせたい日程の最終日まで飲み続けていただきます。初めてホルモン剤を服用する方は副作用(吐き気やだるさなど)が出た場合、大事な行事の時につらい症状がある可能性があります。
次の生理(月経)予定日や来院される時期によって上記の方法が変わりますので、詳細はご相談ください。また、ホルモン剤の代謝には個人差があり、確実に生理(月経)変更できない方もいらっしゃいます。