不妊の原因は、女性側の理由である、「排卵因子」、「卵管因子」、「頸管因子」、「免疫因子」、「子宮因子」と、男性側の理由に分けられます。当院での検査は、女性側の理由では「月経期」「低温期(卵胞期)」「排卵期」「高温期(黄体期)」に分けて検査をしております。男性側の検査として精液検査があります。
- 月経期
- 生理(月経)の初日を1日目とし、生理(月経)の3~5日目に受診していただきます。血液検査でホルモンの検査を行います。ホルモンの検査は高温期にも行います。
- 低温期(卵胞期)
- 卵子が卵管を通ることができるかどうかの確認のため、子宮卵管造影検査や通水検査を行います(当院では子宮卵管造影検査は行っておりませんので、必要な方には連携施設等へご紹介いたします)。この時期に卵胞の発育を超音波検査で診察します。
- 排卵期
- 排卵直前の最も妊娠しやすい日に性交を行い、翌日の外来で子宮頸管粘液中の運動精子を認めるかを検査します(性交後試験:フーナーテスト)。
- 高温期(黄体期)
- 血液検査で黄体ホルモンの検査を行います。
- 精液検査
- ご自宅でマスターベーションにて採取していただき、1時間以内に受診してください。結果は当日または翌日にお渡しできます。